薬師如来像が動いたのは,関東大地震のときか。

天園から建長寺に向かう山道(鶴岡八幡宮のうらにあたる方向)に石仏がみえます。

この石仏は,薬師如来,讃岐国 大窪寺と刻まれており,明治36年10月建立のようです。

如来像が左に20cmほど動いているのがわかります。これは,大正12年9月1日の関東大地震によるものか断定はできませんが,確かに,この如来像の建立のあとです。

また,理科年表では,「大正12年9月1日 関東南部 関東大地震 東京で観測した最大振幅14〜20cm・・・・」と書かれており,この地震により,北西の方向に20cmほどずれたのではないかと推測したのです。

当時のずれの方向は,調べないとわかりませんが,逆にこのずれが地震による原因としたら,この土地の地震の規模がわかるかも知れませんね。

天園から建長寺に近づくと石仏が見える。 石仏はしっかりと建っている。 左に動いている。
讃岐国大窪寺などと刻まれており

明治36年10月 建立されたようだ。

約20センチほど移動している。 北西に移動しているのがわかる。

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